商談は、取引会社やライバル会社との言葉の駆け引きでもあります。
しかし、出来ない事は「出来ない」、出来る事は「出来る」と「Yes」「No」だけは、しっかり伝えましょう。
海外企業の商談は、先に結論を伝え、それから理由を説明します。
「あなたの会社と取引をします。」「あなたの会社とは取引をしません。」
そう言った後で、その理由を簡単に、または、延々と説明してきます。
商談をお断りするときに、丁寧に断る日本式と違って、断るときに余計な時間を費やすのは無駄と考える海外企業が多いです。
それをわきまえて、商談に望みましょう。
取引会社の意見に同意する場合には、
All right.(承知致しました。)
Okay with us.(私共は、構いません。)
It may be all right.(それで良いと思います。)
There's no denying that.(ごもっともです。)
と、いった言葉を使います。
しかし、同意出来ない場合には。
I'm afraid we can't.(残念ですが、それは出来ません。)
It's not that simple.(そんな単純な事ではありません。)
と、はっきり断りましょう。
条件付きでなら、同意出来る場合には、
There are two conditions.(条件が2つあります。)
と、伝えましょう。
相手側の意見を聞きたい時には、
How about that part?(その点については、どうですか?)
What do you think about that?(それについて、どうお考えですか?)
What do you think of this matter?(この問題については、どうお考えですか?)
と、たずねます。
自社にて、検討する時間が欲しい場合には、
I understand your suggestion.(ご主旨は、よくわかります。)
と、前向きに検討している旨を伝え、
Let us think it over.(少し考えさせてください。)
Can you wait for a few days?(2〜3日、待っていただけますか?)
Please give me a week.(1週間、時間をください。)
と、答えます。
「Yes」「No」をはっきりさせる事を望む海外企業が多いですから、
「○日に」「3日後までに」と結論を出す日をはっきり伝えるべきです。
商談の中には、責任問題も出てくる事でしょう。
迷惑をおかけした時には。
We're very sorry.(大変、ご迷惑をおかけしました。)
It's our fault.(私共の手落ちです。)
と、きちんと謝罪をしましょう。
しかし、こちら側の手落ちでは無いと思われる場合には、
This is not our fault.(私共の責任では、ありません。)
と、はっきり伝えてください。
無事に商談がまとまった際には、
Thank you for your cooperation.(ご協力に感謝いたします。)
と、がっちり握手を組みましょう!