リーディング,リスニング,スピーキング,ライティング全ての試験です
TOEFLテストとはTest of English as a Foreign Languageのことで、"外国語としての英語テスト"、つまり英語を母国語としない人々の英語力を測るテストです。
主に北米の留学希望者を対象に行われるもので、アメリカ合衆国のNPOであるEducational Testing Service(ETS)が主催、世界約165ヶ国で実施されています。
TOEFLは北米の多くの大学で入学基準の試験となっており、海外留学の予定のある人は特に要チェックの試験です。
試験の内容もアカデミックで、時事性やビジネス色は薄いもののリーディングやリスニングだけでなく
スピーキングやライティングを通じて表現力や創造性を問われる傾向があります。
社会的な通用力が高いもののリーディング、リスニングだけのTOEICと違い、純粋に英語力を測るのに最適な試験といえます
TOEFLテストの概要は以下の通りです
試験の種類
現在日本で受験できるTOEFLテストは、試験場でコンピュータを用いて受験、
問題内容はインターネットを通じて配されるTOEFL iBT(Internet-based Test)です
過去の公開テストで出題された問題を使って企業や学校等の団体で実施されるTOEFL
ITPというものもありますが、団体対象のプログラムですので、個人の方の申込および個人の集まりでの実施は不可です。
TOEFL ITPのスコアは、あくまで英語力の腕試しのためのものであり、留学するための公式スコアとしては利用できないので、受験の際は、注意が必要です。
TOEFL受験の主な目的
英語圏の大学へ留学・研究を希望する者を主な対象とした英語能力を測定するテストであり、
英語による高等教育に適う能力の判定が目的です。
TOEFLの特徴
テスト結果は合否ではなく、0点から120点までのスコアで評価される。
現在のテスト形式は、2005年より開始されたiBT
(アイビーティー、Internet-based test TOEFL iBT)というシステムを通じて実施。
リーディング(Reading)、リスニング(Listening)、スピーキング(Speaking)、ライティング(Writing)の4部
から構成。各セクション、スコア0点〜30点で評価。試験時間は約4時間。
リーディングかリスニングの問題には「ダミー問題」が含まれています。
ダミー問題はスコアには影響しない設問でそれにあわせて全体の試験所要時間も変化します。
受験者には正規の問題とダミー問題との見分けは出来ません。
TOEFLのメリット
英語をどれだけ「知っているか?」ではなく、「使えるか?」に焦点をあて、より
実生活に即したコミュニケーション能力を測定することが出来る。
TOEFLの使われ方
学内プログラムの効果測定、プレースメント(クラス分け)、交換留学の選考などに利用。
また、日本の大学・短大では英語課程の単位認定や推薦入試などでも利用されています。
TOEFLの認定機関
Council of Int'l Education Exchange(CIEE / 国際教育交換協議会)(日本)